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「Invest in Kishida」から見える金融教育

今月初旬、岸田首相はロンドンの金融街シティーで講演を行いました。

その中で今後の経済政策について「私からのメッセージは一つだ。日本経済はこれからも力強く成長を続ける。安心して日本に投資してほしい。『Invest in Kishida』だ」と述べ日本への積極的な投資を呼びかけました。

フレーズはいつかどこかで聞いた「Buy my Abenomics」のパロディーか?とも思ってしまいますが。

この中身というものは岸田首相が掲げる「新しい資本主義」について官により課題とされる分野に新たなマーケットをつくり、民間からの投資を集め官民連携して力強く成長するというものです。

そしてその4本の柱として「人への投資」「科学技術・イノベーションへの投資」「スタートアップ投資」「グリーン・デジタルへの投資」を掲げています。

この中での「人への投資」というのはまさに、貯蓄から投資へという行動変化を促す、金融教育のことであると考えます。

以前ブログでも書きましたように日本とアメリカの家庭内資産状況、増加割合の差異は際立ってしまっています。

今年から高校の教育カリキュラムの中で金融教育が始まりましたが、文部化科学省の方針に沿って今後中学校、小学校にも導入される可能性は大きいと思います。

この金融教育と新たな投資促進を促すシステムの構築を基に「資産所得倍増プラン」を進めていくことになるのでしょう。

金融教育は早ければ早いほど良いとされています。お金の歴史、役割から始まり、そのお金の活かし方までを理解すること。そのうえで、どのように、どれくらい投資に回していくのかを考えて、行動していく事が大事です。