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いよいよドル円140円射程か

24年ぶりの円安が物価を押し上げるなか、日銀は予想通り従来の異次元緩和継続を決定しました。他の中央銀行がインフレ抑制の為金利を引き上げる中、日銀の独自路線が際立っています。

いよいよドル円が140円突破が近くなってきた感があります。

本日発表された展望レポートによると2022年度の物価上昇率は、従来の1.9%から2.3%に修正されており、それに加えてのさらなる円安は我々の生活を直撃しそうです。

我が家の買い物担当の私、食用油、マヨネーズ等、何から何までこんな上がってきてるのかとすでに肌で感じすぎるほど感じています。

日銀の一番の仕事は物価の安定でしょ?この前、中学生に日銀の役割として、教えたばかりなのに、本当に無策で大丈夫ですか、黒田日銀総裁。

本日、黒田日銀総裁の会見がありますが、また、「過度な円安は好ましくない」程度のコメントも目に見えています。

今年後半にかけての日銀の舵取りは難しいものとなると思います。

2013年の異次元金融緩和の一環として株価を支えるために日本株買いの大幅増額に踏み切りました。昨年9月時点での日銀の日本株保有額は積もり積もって簿価36兆円、時価52兆円にまで達し、日本株の最大の株主となっています。

これはいつか市場に返さなくてはならずその時の市場の反応はどのようなものになるのか。

秋以降の日銀と市場動向には注目です。