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これからの円

急激すぎる金利上げに対する警戒感もあって、いったん方向感のなくなっているドル円相場ですが、今後どう動くのでしょうか。

コロナによってお金のバラマキが行われ、お金の価値がなくなり、インフレは起こってしまいました。先進国では経済の縮小が始まってきています。

アメリカではインフレ率が8%です。4%の金利では債券の保有者はざっくり言うと実質4%損をしてしまうことになります。

この状況でどんなことが起こるのか。

①債権が売られて金利が上がり、株などの資産が下落、経済にダメージを与える

あるいは

②またお金をジャブジャブにして債券を買い支え、お金の価値をさげようとするのか(インフレにつながる)

アメリカはインフレを抑えるために経済へダメージがあることを受け入れて金利を上げています。それによって株は下がりドル高が一気に進んだわけです。

日本はまさに、どうするかの選択を迫られている状況だと思います。

安倍政権が誕生し、これからアベノミクスが始まるという状況の時のドル円を100とした場合今の円の価値はだいたい55です。アメリカの株が20%落ちて騒いでいる中で、円の価値は10年でほぼ半分になっています。その通貨を日本人である我々は当たり前のように保有しているのです。

日本人はその状況に文句も言わず、相変わらず自民党が政権を担っています。

さて、今回のドル高はアメリカの金利上げの停止と共にいずれ収まると思います。

日本は、お金を刷っては、ばらまき、日本国債を買い支えて無理やり金利のマーケットを抑え込み、円の価値は下がるばかりで、ゴミとなっています。

短期的には150円が天井のような動きにも見えますし、一方的なドル独り勝ちの相場展開は目先、収まるかもしれません。しかし中長期的に円が売られる流れは変わらないと思います。先進国の中で一番沈んでいく通貨が円なのではないでしょうかね。

政府、日銀も目先のつぎはぎつぎはぎする、せせこましい政策ではなく、いったん壊して、立て直すくらいの荒治療が必要ではないですかね。

黒田日銀総裁は職場放棄しているように見えますが。。。。このまま来年4月には退散ですか。