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マック、ミスド値上げ

マックもミスドも値上げを発表しました。ミスドの人気商品ポン・デ・リングは120円から140円に16.6%の値上げで、今年2度目の値上げとなります。

マックのハンバーガーは130円から150円に15.4%の値上げです、こちらも今年に入って2度目となります。今年の3月までは110円でしたから半年で36.4%の値上げです。

8月の消費者物価指数は2.8%と発表されましたが、生活実態はこれとかけ離れた感覚です。マックのハンバーガーは半年で36%の値上げです。

何度も言っていますが、このインフレは世界で起こっておりアメリカはじめ各国、金融引き締めによるインフレ抑制に躍起になっております。日本を除いて。

先週、黒田日銀総裁が会見でニヤニヤしながら、この先も当分金利は上げません。このインフレはコストが上がっただけのインフレであり、金利を上げてもどうにもなりませんから。とまるで他人事のようなとぼけた会見をしていました。

当然その後、ドル円は145円を突破する円安に動きましたが、そこで無理やりドル売り円買い介入で抑え込むという動きに出ました。片一方で異次元緩和をしながら、その結果が引き起こしている円安には介入というちぐはぐな政策。介入自体は財務省の管轄になりますが、外からみれば日本はなにやってんの?日本だけがインフレ見て見ぬふりして緩和つづけてるのだから円安当然でしょ、という感じだと思います。

そんな単独介入が成功するはずもないと思っています。現実に1週間もせずに再び145円近辺まで戻してきています。

コストプッシュ型インフレには中央銀行は何もしないそうです。現実にはハンバーガーが半年で30%以上上がっていてもそれはしょうがないということです。10月からさらに5000品目以上の値上げが行われます。

中央銀行の役目は物価の安定と経済の健全な発展です。少なくとも日銀だけがとぼけた政策を継続しているために今春の115円から145円まで26%もの急激な円安になってきているという認識はあるのか。輸入依存度の高い日本にとってこの為替変動が物価に与える影響を認識しているのか、見ないふりしているのか。

黒田総裁のニヤニヤしながらの会見を見ていて、この人が総裁やっている限り日本は浮揚することはできなだろうなと確信しました。