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今日からまた値上げ

本日から約5500品目の値上げが行われます。かつてデフレスパイラルに陥った日本は、デフレスパイラルからの脱却が日本の景気浮揚につながるということから、アベノミクスが始まったわけです。

現在、物価は急上昇しており、無事デフレからは脱却?。日本景気は浮揚したのか。日本では急激な物価高、に悲鳴が上がっており、とてもではないが豊かな生活とは真逆な状況であると言えます。

まだまだ今後も、値上げが続く可能性が高いそうです。

こんな状況下でありながら、我が日本銀行総裁は、まだ安定的な物価上昇ではなく、まだまだ物価を上げる政策である、金融緩和政策を推し進めています。

来週には次の総裁もはっきりするでしょう。アベノミクスの総括も行われないまま、日銀のトップ交代となりそうですが、アベノミクスの負の遺産が山積みで、どうかじ取りしていくのか。

急激な物価上昇のなか、賃上げは必須であるものの、かたやインフレを抑制しなくてはならない。インフレ抑制のために利上げに舵を切ることができるのか。決して上向いているわけではない日本が、利上げによって景気の冷え込みは十分に考えられるし、長年低金利のなかで、なんとかしのいできた中小企業に十分な競争力があるかどうかも疑問が残ります。

結局、10年間のアベノミクスが日本を豊かにすることはなく、日本国債のマーケット機能不全を招き、急激な円安によるコストプッシュからのインフレをもたらしている。金利を上げたくても上げられないジレンマのなかで、次の日銀総裁はどのような敗戦処理をしていくのか、今年はこれまで全く注目されてこなかった日本銀行の金融政策動向にマーケットが注目しています。