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日本銀行は日本をつぶす

本日、日本の消費者物価指数が発表され、前年同月比3.6%と当たり前ですが物価高がとまりません。これは40年8か月ぶりの伸びとなっています。

これに対して、黒田総裁はエネルギー価格と円安が原因ともはや誰もがわかっていることを当たり前のように述べ、来年度中には2%にもどると、なんの根拠も示さずノー天気なコメントをしております。

アベノミクス開始時に、消費者物価指数2%をめざして異次元緩和を行うと表明。現在3.6%になっても、各国利上げでインフレ退治に躍起の中、日本は山のように動かず。結果、急激な円安を招き国民生活に大きな影響を与え始めている状況です。

そもそも莫大な財政赤字国日本で、なにかにつけてバラマキをし続け、借金を増やし、それを日銀が肩代わりし続け、お金を刷り続ける。円の価値は当然のように下落。

当たり前ですが財政節度を失い、秩序のない異次元緩和という日銀の金融政策。教科書的にはこのままいけば、円は大暴落、ハイパーインフレを免れることはできないということになります。

何度もこれまでに書いてきましたが、日本は輸入依存度が極めて高い国です。日本で暮らしているのだから円を持っていれば大丈夫という考えは大きな間違いです。

この今のドル円140円という水準は、30円近くもドル高じゃないかと思うかもしれませんが、日本がこの政策を続けていれば200円というレベルもまったく不思議ではないと思っています。黒田総裁だけが問題なわけではないでしょうが、典型的な財政ファイナンスを財政ファイナンスではないと言い張る人が総裁である日本銀行。いらないわ。