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金融教育

今年から、高校での金融教育が必須となりましたが、スクールを運営していて難しさを実感しています。

岸田内閣でも金融リテラシー教育の重要性がうたわれ、貯蓄から投資への舵取り。そのためには金融知識の習得が必要であり、高校での金融教育の必修化。世の中の親御さんたちもそれはもっともであると思っているものの、実際には目の前の受験の優先順位が高く、そのための塾が優先されてしまう。

金融教育は重要だとは思うけど。。。。受験科目にないし、偏差値として現れないものだし。。。。という感覚が多数なのだろうと思います。

子供は、我々の時代よりはるかに忙しい時間を過ごしているのだと思います。塾にその他の習い事など。自由になる時間はサッカーやゲームに使いたいのが本音で、自らその時間を金融教育に充てようと思う子供はほぼいないのが現実でしょう。

中学生、高校生からいきなり金融教育を始めます!では日本人のお金に対する、どちらかといえば保守的な、消極的な考え方、行動の仕方は変わらないのではないかと感じています。

子供がお金を自分で使い、買い物をできるようになる年ごろから、家庭で、お金の意味、大切さ、役割、をしっかり話して聞かせる。それの延長線上に、お金の活かし方、そのための知識という教育があるのだろうと思います。

本人のお金に関しての興味と親のお金と教育に対しての考え方の変化が、日本人の貯蓄選好から投資への転換には必要だと思います。

金融教育は受験科目にもありませんし、目に見えた成果がすぐに出るわけではありません。当然基礎学力は必要です。ただ金融教育はそれと同等あるいは、それ以上に生きていくうえで身に付けておく必要のあるものだと感じています。